自立学習_1
学習塾だから教えるのが当たり前。
普通はそう思いますよね。
教えると言っても、教え方とか教えるタイミング・時間など様々なバリエーションがあると思います。
私は通常の授業では初めに簡単な解説をして、まずは基礎的な問題を解いてもらっています。
5分くらいは様子を見て、もし手が止まっているようであればどこが分からないのか確認をします。
分からないことが分からないのであれば、今度は最初の説明を分解して解説をし、何が分かっていないのか認識してもらうんですね。
ここで気を付けているのは、全てのことを一気に教えないようにすることです。
自分で進める力がある生徒は良いのですが、そうでない場合には、分からないことを一つひとつ認識することで理解が進むことがあるからです。
私の経験でもそうなのですが、問題意識を持っていない状況で情報を与えられても右から左に抜けていきます。
多少進みは遅くなっても、現状何が足りなくて問題を解けないのか、意識してもらった方が確実に理解の定着が進むと考えています。
そうして理解の積み重ねができれば、次第に進みも早くなり量をこなす下地もできてきます。
自立型学習を目標に掲げている以上、教わることよりも自分で解き進めていく力を付けてもらうよう道筋を作っています。