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例年感じることですが、中学受験にしても高校受験にしても、この時期の小学校6年生、中学校3年生は追い込みにかかる時期で基礎を見直す時間は無くなってきます。
それだけに、前学年の小5、中2のこの時期が大切になります。
すなわち、この時期にどれだけ基礎力を付けているか否かで、受験前の追い込み方が変わってくるからです。
やはり、基礎力が固まってきている生徒は志望校に向けた対策に時間をかけることができます。
さらに、苦手単元の絞り込みも的確に行うことができ効率的な学習を進めることが可能になります。
例年、この時期は受験生の進み具合に気を配るのですが、それと変わらないくらいに小5、中2の生徒の基礎固めにも気を配ります。
1年後を見据えて基礎固めを行う。でも、これは大人の考え方ですよね。
特に痛い目に会っている大人(私も含め)は、強く感じるところです。
ただ、生徒には伝わりません。
「まだ1年先だよね。」という声が聞こえてきます。
経験していない生徒にいかに理解してもらうか。私の役割ですが、そう簡単にはいきません。
これも普段からの接し方に関わってきます。
私自身が先を見越した話を事あるごとにしていれば、自然と生徒にも意識付けができるはずです。
意識付けにはまだまだ至りませんが、伝える努力をしないと私の存在意義が問われます。