二兎を追う
私の塾でも中学受験生を受け入れています。
最近はスポーツや音楽、芸術など本気でやりたいことと両立したいというお子さんも見ています。
ですから、志望校も偏差値優先ではなく、自分がやりたいことを伸ばせるような環境が整った学校選びになります。
以前は、受験に専念できる環境が必須で、スポーツや音楽などは一旦停止すべきと考えていたのですが、受験する学校によっては決して勉強だけに専念しなくて志望校に合格できることが実感できてからは考えが変わりました。
もちろん、受験ですからそれ相当の分量をこなす必要があり、一口に両立と言っても生やさしいものではありません。
体力、気力ともにかなり要求されます。
ただ、スポーツなどやりたいことが明確になっているお子さんは、受験に対しても目的意識がはっきりしているというか、俗にいう根性があります。
練習の後に塾に来ることもあるので、途中でウトウトとすることもあります。
それでも必死に私の説明を聞こうとしますから、覚醒するように私も強めの口調で進めていきます。
そんな時、ハッとして学習を続けます。
この繰り返しが大切なんです。
何も考えなければ成長しないかもしれませんが、目標を持っている子は次は集中できるように意識します。
そうなるように促すのが私の役割です。
認める、励ます、叱咤する。
いろんなバリエーションのコミュニケーションを駆使して成長の後押しをしています。