勉強は何のため?
中学生になって負荷がかかるのが定期テスト対策です。
小学生の頃は、当日までテストがあることを忘れているなんてよくあります。
それが中学生になって、テスト範囲表が配られ、提出物があり、期末テストに至っては9教科をこなさなければならないわけです。
初めてのことだらけで、何から手を付ければよいのか、何をどこまでやればよいのかなど、自力でこなすのも容易ではありません。
ただ、これって社会に出ると仕事をするうえで当たり前に要求されることですね。
仕事は一つのことを黙々と実行すればよいわけではなく、いくつかの案件を同時にこなさなければならないことが多々あります。
まさに定期テスト対策は社会に出るための予行演習の一つとも言えると思います。
中学受験でも同様のことが言えます。
小学校5年生くらいだと、物事を整理して考えまとめていく力が発展途上の段階にある場合が見られます。
その中で、算数・国語・社会・理科について膨大な量の情報を整理することが要求されます。
授業を聞いて宿題をこなし、週末のテストを受けるというサイクルを繰り返していると、情報処理能力が格段に上がっていくわけです。
これも社会に出るための予行演習になります。
勉強は何のためにするの?という古典的な質問に対する答えの一つにはなります。
授業の合間にこういったことも生徒に話しながら、今日も勉強を進めています。
< 前の記事へ