英語4技能から考える
大学入試センター試験に代わる「大学入学共通テスト」では、英語を読む、書く、聞く、話すの4技能が問われます。これに伴い、都立高校の入試でも2019年以降にスピーキングテストの導入が決まっています。
英語に苦手意識がある生徒にとっては、さらに負担が課せられることとなり心配なご家庭も多いのではないでしょうか。グローバル化という言葉が叫ばれてから、英語教育への注力は進む一方となっています。しかも、英語で論理的な議論ができることも目標に掲げようといった動きもあり、ハードルは上がる一方です。
いろいろとご意見はあるかと思いますが、いずれにしても改革の波に直面しているのは生徒本人です。なぜそこまで英語に力を入れなければならないのか、疑問に思っている生徒も多いと思います。ただでさえ英語に関心がない生徒にとっては、疑問を持ちながら勉強を強制されるほど苦痛なことはないはずです。
一人ひとりの生徒を指導している身としては、疑問を抱えている生徒にはなんらかの説明をしてあげる必要があります。答えはひとつではないでしょうから、納得のいく説明ができるとは言い切れませんが、生徒の将来を真剣に考えているという姿勢は伝わるはずです。
当塾でも4技能対策の授業をご用意しているのですが、申込を進める前に4技能の目的や英語の学習量が増えて行く意味などを説明してあげて、生徒の気持ちを「しょうがない、やるか。」まで持って行けたらと考えています。
これも、生徒とのコミュニケーションをとる良い機会ですから。