個別指導だからこそ
もうすぐハロウィンですね。こんにちは塾長の杉山です。
個別指導を行っていると、普段からの人間観察の大切さを感じることがよくあります。
同じ生徒でも、教える時のスタンスや距離感みたいなものが違うんですよね。
例えば、ある生徒はもくもくと課題をこなす子で、時間はかかるけど必ずその単元をやり終える。
別の生徒は、解く時間は早いけど、間違えるとすぐにテンションが下がって次の単元に移りたがる。
この二人に同じような指導方法を取るとどちらかの生徒には効果が上がらないことがあります。
問題を間違えてテンションが下がる子には、じっくり取り組む姿勢を身につけてもらうことが先決です。
「もうこの問題やりたくないな、次にいっていいい?。いかないならもうやらない。」
「いいからやりなさい!」
「いやだ。」
こんなやり取りをしても進まないですよね。
そんな時、ほかの生徒の指導に取りかかって、その生徒の不満にわざと耳を傾けないようにすることがあります。
そうすると、「なぜ僕のことは教えてくれないの?」
私は黙っています。
また、「ねぇどうして!」(ここで間をあけますが、タイミングは人それぞれです)。
おもむろに、「自分のやりたいようにしかやろうとしないなら、先生がいる意味がないじゃない。
〇〇君に教えたいと思っているのに、教えられないよね。すごく残念だよ!」
「ちゃんと聞くから教えて。」
この繰り返しで進めていくことも一つの指導方法だと思います。
個別指導にとって、生徒の性格や行動パターンを見つめて指導することが大切であることを
改めて気づかされる瞬間です。