問われたことに答える
推薦入試に向けた小論文対策を行っています。
高校受験でもそうですが、大学受験となると、さらに学校によって問われる内容も様々で論述内容にも差があります。
ただ、内容以前に作文の形式を整えることが不可欠です。
初歩的なことと思われるかもしれませんが、ここができていない生徒の多いこと。
句読点の打ち方から段落の付け方まで、自由奔放な文章をよく目にします。
小説であれば作家の個性によって形式を崩していくことも許されるでしょうが、あくまでも入試の一環ですから、読み手にとって分かり易い文章を書くという視点で形式も整えてほしいところです。
そして、形式が整ったところで内容面です。
「問われていることに素直に答える」
問題文には問題作成者のメッセージが込められています。
そのメッセージに正面から素直に答えることが、合格への第一歩となるわけです。
どの生徒も、指導の当初は出題者のメッセージに答えることがなかなかできません。
どうしても自分の書きたいことが先走って、問われていることから段々と離れた内容になりがちです。
この点を添削により都度修正していきます。
この修正を繰り返していくたびに、問われていることに答えた内容に変化していきます。
就職試験の志望理由書も同様です。
企業が会ってみたいと思わせる内容にどうブラッシュアップするか、問われていることに正面から素直に答える点が共通しています。
余談ですが、娘の就職時にエントリーシートを全て添削しました。
そのお陰かエントリーシートではじかれたことはありませんが(自慢ですか笑)。
小論文は自分一人で改善することが難しい分野ですから、他者の目で改善されることをお勧めします。