入試は成長のきっかけ
都立入試も終わってつかの間、各校で定期テストが始まりまだまだ休めません。
交通機関の乱れがあり1時間遅れで開始した都立入試ですが、弊塾の生徒は特に動揺せずに平常心で臨めたと聞きホッとしました。
前日の日曜日に塾に集合してもらい、激励会と称して話を聞いてもらったのですが、皆の真剣な眼差しに涙腺が緩んでくるという事態に。
というのも、例年と異なり今年の受験生は様々なタイプがおり、いろんな思い出が走馬灯のように駆け巡ったんです。
やる気はあるのに何度言っても同じところで同じミスをする、意思表示ができず問題を解き終わっているのにじっと固まっている、自校作成を第一志望にしているため空間図形の問題を解説する際には頭から汗が出るほど思考を巡らす、などなど、尽きない思いが胸を詰まらせたんだと思います。
どちらかと言うと、私は人と距離を置くタイプだったんですが、子ども達と接する仕事をしてから変わったんでしょうね。
中学生にとっては初めての受験(受検)で、この経験は今後の成長にとって大きな礎になると思います。
この歳になって「成長」なんて、自分自身には関係ない話と思っていましたが、いやいや彼らとの受験(受検)生活は私にも成長をもたらしてくれました。
激励会では、思わず「もう俺はクタクタなんだよ!」と言ったところ爆笑が起こったのがその表れでしょう。
あまり経験してこなかった「一体感」が生まれた気がするからです。
子ども達だけではなく、自分も変わっていかなきゃです。