二刀流もあり
中学受験か高校受験か、教育界隈では定期的に話題に上ります。
それぞれメリット・デメリットがあり最終的にはご家庭の教育方針としか言えないと思います。
ただ、選択する際の判断基準を立てるうえで、様々な情報を集める必要があります。
例えば、今まで高校入試を行ってきた学校が募集を停止した、中学の内申点評価の付け方が変わったなどです。
それによって中学受験を行った方がよいのかどうかという一つの指針になりますね。
そう言うと、「最近は小学校1,2年生から進学塾に通わなければならないから、早い段階での情報は当てにならないのでは?」と疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
確かに、1,2年生から通塾しているお子さんもいますが、そうでなければ合格できないというわけでもありません。
難関中学に合格するためには1,2年生から始めなければ、というお考えに反対する気持ちはないのですが、お子さんの伸びる時期に差もあります。
最近の中学受験の傾向でもあるのですが、お子さんの性格を踏まえて、環境が合いそうな学校を選ぶというご家庭が増えてきた印象を受けます。
受験相談をしていても、以前は偏差値を基準にしたうえで学校の特色を聞かれる方が多かったのですが、最近は学校の環境や特色を調べたうえで合格までの対策を相談される方もいらっしゃいます。
特に最近多いのは、スポーツや芸術活動との両立を図りながら中学受験を行いたいというご要望です。
むろん、学習時間は限られるため上位校になればなるほど合格可能性は低くなることは否定できません。
ただ、先ほども述べたように続けたいスポーツや芸術活動があり、そういったやりたいことが続けられるような環境の学校に進みたいというのであれば、私立中学は選択肢が広がると思います。
小学生の頃から打ち込めるものがあるのであれば、それを継続し伸ばしていくことも後々の成長につながりますから、受験との両立を図ろうとするお子さんの背中を押してあげたいですね。