中学受験という選択
中学受験に関してSNS上でも様々な意見が飛び交っています。
中学受験を選択するか否かは、各ご家庭やお子さんの判断なので第三者がとやかく言うことではないと言うのが本音です。
ただ、杉山塾でも中学受験生をサポートしていますので、私なりの中学受験に対する考えを述べてみようと思います。
公立、私立中学共に多種多様な学校があります。
それぞれの学校の方針、通学する生徒の雰囲気が異なり、それによって学校全体の環境も異なります。
納得できる環境を選択する機会が得られるという意味で、中学受験を選択する意味があると思います。
ただ、選択の基準を偏差値のみで考えることは賛成できません。
お子さんが6年間という長い間、その学校の環境に合いそうなのか、できる限りの情報を集めて最終的に志望校を判断したほうが後悔をせずに済みます。
学習カリキュラムは学校説明会で得られますが、生徒の日常などは説明会では得られませんよね。
その意味で、運動会や文化祭などを観覧できる場合には積極的に足を運ぶべきです。
また、通われている塾の先生から情報収集をすることも有益ですね。
そのためには当然時間も必要になるわけで、2年かけて5校から多くて10校くらい見ておけば安心して志望校が選べると思います。
私自身私立中学に入って環境が変わり、精神的に楽になった経験があります。
それまで、悶々とする日々を送っていたものですから(笑)。
人は環境の生き物とも言われています。
「この学校で成長したい。」という環境が見つかれば、中学受験そのものを選択した意義があったというものです。