感じ取ること
高校受験を終えた生徒に、合格体験記を書いてもらいました。
受験生としての心構えや辛かった経験を書いてくれていたのですが、改めて色々なプレッシャーが襲い掛かってきたことを実感しました。
普段の授業から、何か変化はないか、悩んでいることはないか、など気にかけていたつもりですが、やはり心の奥底まで把握することは難しいですね。
改めて自分の接し方を省みる気づきをもらいました。
私と生徒の間には年齢差もあり、環境や時代背景なども異なるので、自分の中学生時代を重ねて考えることはできないと思います。
それでも感情というくくりでは、年齢差や性別などで大きな違いがあるわけではないと思うので、できる限り自分事として生徒の考えていること、感じていることにアンテナを立てています。
ただ、アンテナを立てていたとしても感情面を受信する姿勢が整っていないと何の対処もできないまま、後から後悔することもあるんです。
過去にも、いつもと言動や様子が異なることに気づきながら、「そんな日もあるだろう。」とやり過ごして退塾につながってしまったこともありました。
それ以来、何か違和感を感じた時には生徒の様子を注視するようにしています。その過程で、放っておいてはいけない場合には行動を起こします。
でもこの行動が難しくて、かける言葉を生徒によって変えていく必要があります。
いまだに適切な言葉がけを行うのは難しいのですが、絶えず心がけているのは「正面から話を聞いて、正面から答える。」ということです。
特別な対処法ではありませんが、私にできる唯一の対処法です。