どうする志望校選択
志望校選択に向けて、学校説明会に参加される方も多いと思います。
何を基準にして選択するか悩みますよね。
当然どの学校も志望者を増やすため、学校の魅力を最大限伝えてきます。
中にはコンサルタントにお願いして、プレゼンテーションの研修を行うくらいですから。
説明会に参加した生徒も、参加するたびに心が揺れ動くなんてことはままあります。
では何を基準にして選択すればよいのか?
私は二つの視点から考えています。
一つ目は、将来的な側面を数値から判断することです。
公立・私立の中学や高校に進むにしても、その先の進学を見据えることも大切かと思います。
もちろん今の段階で決められないし、現在の情報が3年先にもあてはまるか不確実ではあります。
ただ、大学進学実績の数字の裏には、実績の継続年数や創立年度、組織改革など様々な要素が絡んでいます。
そういった情報を紐解いて、数字の信用性を図ることもできます。
もちろん、個人でこのような情報を集めることは容易ではありませんから、学校の先生や塾の先生に相談して検討することも必要ですね。
二つ目は、感覚的な側面から判断することです。
文化祭や体育祭に参加して、生の生徒の様子を肌で感じることです。
説明会では見えなかった学校の素の雰囲気がつかめるはずです。
特に、小学生や中学生は理屈ではなく感性を重視する傾向が高いので、通学する本人の感性を尊重したほうが円滑に学校生活を送れる例が多いようです。
塾の卒業生の話を聞いても、この基準で選択して後悔はなかったという声もありました。
いずれにしても絶対という基準はないので、このようにいろんな角度から親御さん、お子さんの目を通して判断されることが納得のいく選択につながると思います。